解剖学から治療を考える

こんにちわ、彷徨うPT(@samayouPT)です。

みなさんは臨床の中でどのように考えて治療を行っていますか?

以前僕はこのようなTweetをしました。

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最近の治療する時の考え方の流れどこの骨・軟部組織・筋に問題があるのか評価↓そこから問題が起こる原因を主病名やその他の要因などと繋がりがあるか考える前は主病名からアプローチ方法を考えがちやったけど最近は機能解剖からアプローチ方法を考えるようになった

僕は以前までは疾患中心に治療を組み立てていました。ですが、最近は解剖学を中心に考えるようになりました。

解剖学を中心に考えるようになって以前より、評価や治療中に考えることや診るポイントが変わりました。

そこで今回は、解剖学を中心に治療を考えることのメリットを書いていきます。

以前までの治療の考え方

先ほども話しましたが、彷徨うPTは以前まで疾患中心に評価や治療を考えていました。

その為、患者さんや利用者さんのリハビリに入ったときは以下のような流れでした↓

 

 

 

彷徨うPT
この方は主病名が視床出血か。感覚障害や運動麻痺、失調症状は認めないかな?筋緊張はどうだろか?
~評価後~
彷徨うPT
失調症状は認めていないけど、感覚障害と運動麻痺は認めているな。筋緊張も亢進しているな。そしたら治療は…

 

 

といったように、ある程度主病名から考えられる症状を意識した上で、評価や治療を行っていました。

この考え方が悪いというわけではないのですが、

これだけだと治療内容に個別性があまり見出せず、治療後の変化が見られなかったときに治療の改善点や治療展開に行き詰りやすくなっていました…

その為、治療後に「変化がみられないけど治療方法が間違っていたのかな?」「結局どごが問題点だっけ?」「どこを改善したらいいんだ?

こんな感じになってしまうことが多く、分からないことだらけだったのでどうしたらいいか分からず、調べたり、勉強会に参加することが増えました。その後、そこで学んだことで治療するといったことをよくしていました。

しかし、結局は治療効果が判断できなかったり、問題点がはっきりしていないことが多々ありました。

このように治療内容に問題があるのか、問題点が間違っているのか判別できずに、分からないの負のループに陥ってしまうことがありました。
現在の治療の考え方の流れ
現在は、どういった流れで解剖学中心の治療の考え方を行っているか説明します。
はじめに評価する時にどこの骨・筋・軟部組織・関節に問題があるのかを評価するようになりました。
その後、気になる筋や軟部組織がなぜ問題点になるかを主病名や生活歴などから原因を考えます。
そして、原因に合わせた治療方法を気になる筋や軟部組織に対してアプローチします。
ここで重要なのは、問題点を考えるときに解剖から考えることです。
主病名や既往歴、生活歴、血液データなどはその問題点の原因を推測するための材料としています。
また、「殿筋群が問題かな」とか「体幹筋が気になるな」など一括りに考えるのではなくて、出来るだけ細かく筋や靭帯など1つ1つ分けて考えて問題点を探します。
細かく解剖を判別したり考えることは難しいですが、大枠で考えてしまうと結局どこにアプローチしたらいいのか、どこに自分が今アプローチ出来ているのか分からなくなります。
因みに、感覚や神経系などその他の問題点となる要因については考えないということでなく、初めに解剖学的視点から問題点や治療内容を考えていくということです。
それでは、次に解剖学を中心に考えた時のメリットを書いていきます。
自分の治療のフィードバックがしやすくなる
気になる筋や軟部組織に対してアプローチしているため、治療後に変化が出たかどうかが分かりやすくなります。
また、原因に合わせた治療方法を行っているため、そこで変化がなければ、すぐに別の治療方法を試すことが出来ます。
その為、治療内容や治療する部分を変えることで治療容に問題があるのか、問題点が間違っていたのか判別しやすくなります。
また、治療内容や問題点のフィードバックがしやすいので、問題点の整理がしやすく、より具体的な問題点を判別しやすくなります。
治療内容に個別性が出しやすくなる
疾患中心で治療内容を考えていると、同じ疾患の患者さんや利用者さんが来た時に、似たような治療方法になる傾向があると思います。
しかし、実際は同じ疾患でも問題点となる筋や軟部組織が違うはずです。
解剖学から中心に考えると、「頚部骨折だからこの治療…」、「圧迫骨折だからこの治療…」といったように似たような治療が思い浮かぶのではなく、
「圧迫骨折だけど、この人は骨盤の問題点の方が大きいな」、「この人は同じ圧迫骨折だけど下肢の問題点の方が大きいな」といったように1番の問題点はどこにあるのかを考えるようになります。
その為、アプローチ内容が患者さんや利用者さんによって変わってきやすくなります。
その人に必要なリハビリの内容が導きやすくなります。
考えを見つめ直すきっかけ
最後に、こういった考えを見つめ直すきっかけになった話を少しだけさせてください。
僕が解剖学中心の治療内容に考え方が変わったのは、パパPTさん(@papaPTpapa)が主催で行っている「パパPT水道局。」というオンラインサロンに入ってからです。
臨床では答えが見つからない事がほとんどだと思います。
これだけ偉そうに治療の考え方を書きましたが、僕自身も毎日どうしたらいいか分からないことだらけです。
「この治療方法で正解だったのか…」、「予後予測はこれで合っているのか…」、「他に考えないといけないことはなかったか…」
多分これは経験年数を重ねても考えていくものなのかなと思っています。
こういった時に1番大事なことは色んな方に自分の考えを聞いてもらい、色んな方の考えに触れていくことだと思います。
このオンラインサロンではサロンメンバーに臨床の悩みやパパさんに教えて欲しいことを気軽に聞けて色んな方の考えに触れることが出来ます。
「臨床での悩みがある方」「どうしたらいいか分からない方」「他職種や他人の考えに触れてみたい方」などは、是非パパさん(@papaPTpapa)に連絡してみてください!
まとめ
今回は解剖学から中心に治療を考えることのメリットについて書かしてもらいました。
人によって臨床の考え方はそれぞれあると思います。
しかし、セラピストみんながどうしたらいいか分からないことはあると思います。
その為、色んな方の考えに触れるきっかけになればなと思います。
今回の内容が、少しでも治療方法に行き詰っている人の参考になれば幸いです。
それでは今回はこれで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。