お疲れ様です‼
ろじウラのPT(@roziuranoPT)です。
1年目の皆さん、そろそろ先輩になりますね。
治療する際のルーティーンなどが、出来てきている頃かなと。
リハビリにも慣れて、難しい疾患の患者さんを担当し始めていると思います。
先輩の目も少しずつ離れ治療も若干、曖昧になっていませんか?
そもそも治療の考え方ってなに?
なにを目的に治療するの?
と悩むかなと思います。
あの先輩はすごいな、どんなふうに考えて治療してるんだろ?
と思ったことはありませんか?
今回は、統合と解釈の考え方について書きます。
あくまでも、参考程度に。
そもそも統合と解釈って何?って思いませんか?
統合とは
2つ以上のものを合併して1つにまとめる事
解釈とは
物事の意味を受け手の視点で理解、説明する事
リハビリでの僕の思う
統合とは、評価結果と動作分析の結果(現象)から問題点を見出す事
解釈とは、統合での問題点が客観的指標(評価結果・エビデンス)から、それが本当の問題点か理解、整理する事
だと思っています。
これを踏まえ、僕は統合と解釈の考えはロジックツリーだと思っています。
ロジックツリーとは
問題をツリー状に分解し、その原因や解決策を論理的に探す為のフレームワークの事です。
僕も新人教育をしていて思う事は
問題点と治療が明確でない人はまず、ロジックツリーが書けません。
書けてもすごく曖昧で何も明確になっていない点が多々ある印象です
ざっとこんな感じです。(ノンフィクション)
ここまで書く時点でまず、すごいと思います。
考えを書くとか、僕が新人の事は無理でしたし。
しかし、ここまで書いても治療には繋がりません。
この状態で治療ってなにする?と聞くと、マッサージと筋トレ。
でも、実際の臨床見ているとマッサージと筋トレ以外にも色々していると思います。
ここで統合と解釈がうまく考える事が出来ていない人はこんな感じに矛盾が生じています。
そして、悩むポイントかなと思います。
どうすればうまく統合と解釈がかけるのか。
ロジックツリー的に考えてみます。
ざっと書くとこんな感じですかね。
ここから、バックニーの原因(8つ)からなにが問題なのか。
評価結果から考えるとどうなのか。
なにの治療をすると、立脚期の何が変わるのか。
ここまで考える事ができ、治療ターゲットを決める事が出来ます
曖昧な例と比較すると何が違うと思います
●1つ目:目標が曖昧な事
ロジックツリーを書く上でもそうなのですが、
目的を決めないと原因を深堀しても目標を達成することはできません。
●2つ目:現象把握が曖昧
現象を把握していないと動作が出来ない問題が明確になりません。
現象⇒原因⇒その原因⇒その原因⇒評価結果⇒治療
現象を把握していないと
現象?⇒原因⇒…なんやろ?となります。
結果、筋肉やアライメントの問題点に逃げる感じになります。
この2つを明確にし、ロジックツリー的に考えるだけで、問題に対する治療を行う事が出来、
何より、先輩や後輩に説明や代行依頼するときに、
例えば、
杖歩行獲得を目標にしています。
その為に立脚期でバックニーが出るのでそれに対し治療しています。
バックニーがでる原因としては、下腿三頭筋の筋緊張亢進だと思っています。評価結果でも下腿三頭筋の腱反射が亢進しています。だから下腿三頭筋の筋緊張に対し治療しています。
代行お願いします。
って話すと、すごく考えて治療しているな。となりませんか?
これが統合と解釈がうまく考えている人かなと思っています。
それを練習する為にロジックツリーで書くのが、僕はお勧めかなと思っています
ロジックツリーで書いていると途中進まなくなる箇所があると思います。(下図)
それはそのままで大丈夫です。
それが目標達成できない原因じゃないって事なので。
まとめると
統合と解釈を考えないと治療が曖昧になる
考え方はロジックツリーで考えるとまとめやすい
目標と現象は明確に把握し、原因追及を行い、評価と照らし合わせ治療を行う
と言った感じでしょうか。
新年を迎え、1年目の方は先輩になる前に、もう一度自分が統合と解釈をしっかり考えているか、ロジックツリーで考えてみませんか?
3ヶ月繰り返すと、新人が入職するまでには、しっかり考え方がまとめて説明できる様になっていると思います
是非、チャレンジしてみてください!!
最後までありがとうございます。
では。