こんにちわ、彷徨うPT(@samayouPT)です。
現在(2021年9月)、老健から回復期病棟に戻って3ヵ月。
回復期での仕事も慣れてきて落ち着いてきました。
老健を経験してからリハビリや書類などの業務的な部分や仕事中の精神的な部分に関して自分の中で多少の変化がありました。
そこで今回は、業務的な部分に関して心掛けるようになったことを3つ書いていこうと思います。
日々のリハビリやカンファレンスなどで主治医とコミュニケーションを取る機会があると思います。
以前までは状態の報告や主治医から聞かれたことしか話してませんでした。
現在は退院支援に向けてどういったことを考えているのか具体的に伝えることも増えてきました。
たとえばどういった動作が出来て、どういった動作が出来ないのか、それに加えてなにに注意が必要なのか説明した上で退院支援するために何が必要か(介護サービスや必要な福祉用具など)についても説明しています。
医師は介護サービスをしっかり把握している人って少ない印象があります。
しかし、家族とのカンファレンスでは医師がメインで話を進めていきます。ですが病状や状態の説明をすることが多く、家族やケアマネにもっとこういったことを伝えてほしいと思ってしまう場面が多々あります。
その為、あらかじめ退院支援で必要なサービスや福祉用具、注意する点を理由付きで説明するとカンファレンスで主治医の方から説明していただけます。
そうすることで家族やケアマネから具体的なことについて質問されることもあるのでセラピストや看護師など医師以外もカンファレンスで話に入りやすくなり他職種からの意見が出やすくなりました。
先ほど書いた内容に似ている部分ではあるのですが、セラピストが説明する際にどういった理由でサービスが必要なのかを伝えるようになりました。また、ケアマネに利用予定の介護サービスについて質問もするようになりました。
例えば…
こういった感じです。
同じサービスでも事業所によって細かい部分で対応してくれることやサービス内容に違いがあります。
その為、「この患者さんは夜間も対応してくれないと自宅に帰すのは難しいな…」とか思ってても意外と対応できる場合があります。また、質問していると自宅退院に向けて何が必要か家族やケアマネに伝わりやすいので色々提案をしてくれる場合もあります。
そうすると「自宅退院難しいな…」と思っていた患者さんが自宅退院出来るようになる場合もあります。
これは人によって当たり前な内容かもしれません。
ですが、以前の彷徨うPTは退院先が決まっても今より深く考えて退院先の生活をイメージ出来ていませんでした。
特に退院先が施設に決まった場合はイメージが出来ていませんでした。
なんとなく、「自宅に退院するより介護や見守りしてくれる人が多いな」ぐらいでした。
現在は施設に退院する場合はどういった介護を受けて、どんな生活を送るのか少しイメージするようになりました。その上で入院中に患者さんに退院してからどういった動作が必要か説明することが少し増えたと思います。
全ての施設を経験したわけではないのでまだまだ考えは浅いとは思いますが、実際に施設で働いてみて分かることもあるなと感じました。
今回は老健を経験した上で病院のリハビリで心がけていることを書かしていただきました。
経験してみないと分からないことって多いなと病院に戻ってから実感します。
元々知らないことが多かったり、考えが浅いため実感することも多いのかなと感じたりもしますが…笑
ですが、退院支援する上でなにを考えて他職種とどういった風に関わればいいか全くわからない人の助けになっていただければ幸いです。
それでは今回はこれで終わります。最後まで読んでいただきありがとうございました。